#tanka 1/13(ラジオ放送に際して)
ラジオで放送するにあたり、無難で韻律の整った歌を用意しました.
農学部 -ここでこだまという字にも牙があるなど教わりました
はい合掌イケアの家具にふくまれる樫の命をいただきますよ
水晶を転がすような雪 日々のあぶくサイズの邪気が地中へ
隠されていないものから抱きしめます 春 人々は探してばかり
あさましい人間でしてキスもたぶん松屋の味噌汁の味でして
馴れ初めはミリねじの中一本のインチねじを見たような朝の
この旅もはじまり終わり瑠璃色の副校長が継ぐ千年紀
都会には価値がなくてもかまわないと言えるだけの価値があるから
泣きなさい笑いなさいと怒鳴られて桜に音に壁になる街
肉体が肉に戻って術みたい魔法に満ちた棺を運ぶ