夜の2時でも公転したい

セーラー服にベレー帽

なぜパピコは共有、雪見だいふくは独占したくなるのか

雪見だいふくにはつまようじが1本しか入っていないから

 

 

こんにちは サムカワです

皆さん、コロナはいかが…大丈夫でしたか?自分は最近マジで「いかがでしたか」と「大丈夫でしたか」を瞬時に使い分けることができなくなり、己の知能レベルがsyamu_gameと等価になったことを確信し、大学で留年を決意しながらも和やかに毎日を過ごしています(なぜならモラトリアムは長ければ長いほど幸せになれるので)

それはそれとして、6月頭にそれまで交際していた男Aと破局し、42時間後に男Bと付き合い始めました。あくまで乗り換えであり、同時に違う電車に乗っていたわけではありません。男Aは健常モテ男子だったので、あたかも自分との交際を3回ループしてきたかのような滑らかな付き合いぶりでした。男Bは男子校出身異常独身男性で、わけもわからず自分に懐き、見るもの全てをその場で刷り込み学習する勢いで自分と交際しています。どちらが好みかはさて置き、どちらが自分に似ているかは極めて明らかといってよいでしょう

友愛の章(しるし)に、ちょっと前に男Bとパピコを分割して食べました。その際、男Bが突然パピコ雪見だいふくも“2個入り”という点では全く同じなのに、なぜパピコは半分こしたくなり、雪見だいふくはそうではないのか」という問いを投げかけてきました。当然自分はアイスクリーム専門家でも食品デザインのプロでも何でもないので、咄嗟の考察はできませんでしたが、後日考えることはできたので、この文章をメモとして置いておきます

 

無層と層

あの…パピコ、2つ食べると飽きませんか?

何を主張したいかというと、パピコの中身はずっと同じアイスであるということです。これを一定量以上食べることは「飽き」につながり、執着の逓減とシェアの発生につながると考えます

(逆に、僕はひたすらアイスを食べ続けたい時、一人でパピコを食べます。このとき、僕が味わっているのは優美なチョココーヒーの風味だけでなく、中身が一様なものを2つも食べられるというお得感も含まれるのです。そういえばホワイトソーダ味を好きで食ってる人間って怖くないですか?凍らせたヤクルトみたいな食い物が大好きな人、いたら僕のところまで来てください、理解できないので)

一方、雪見だいふく1.もちもちの求肥 2.アイス の2層構造になっていて、1個食べると1回だけこの構造を体験できます。問題は、一人の人間を充足させるには1.もちもちの求肥の層はあまりに薄すぎるということです。この層のアンバランスさが体験の貴重さにつながっていて、これがシェアを許さない現象の原因になっているのではないでしょうか

 

人為的な分離

前項では「たべる側」の視点から考察しましたが、今度は「つくる側」の視点で論じます

パピコって、単一のアイスをシェアするためにわざわざ2パックに分けているまでありませんか?普通にあれ、1人で食べるのであればクソでかいチューチューアイスの構造でもよくないですか?グリコ様はな、愛し合う恋人たちのために、わざわざ包装に金をかけて、1本でもいいパピコを2本にしてくださっているんだ、だから感謝してシェアするんだぞ

では雪見だいふくはどうでしょう。2つのだいふくを1つに集約したとき、それはもう「大福」と呼ぶにはあまりにもデカすぎませんか?つまりクソデカ福です。大福としての適切な大きさを追求すると1個のアイスとして売るには小さくなってしまうことから、2個入りで販売していると考えるのが妥当ではないでしょうか

このようにパピコ雪見だいふくには、目的があって2個入りにしたアイスと、成り行きで2個入りになったアイスという差があるのです

 

分け合う価値、占める価値

人は2つのものを他者と半分こするかどうかを決めるとき、分け合う価値と占める価値を天秤に掛けます。パピコはその中身の一様性と「分けて食え」という企業のメッセージから、分け合う価値の高い食品として不動の地位を手に入れました。雪見だいふく求肥という食材を効果的に使い、繰り返したくなる味覚体験を消費者に与え、占める価値をこれほどまでに高めてきました。まさに2つの銘菓は、“2つあるアイス”の最右翼と最左翼です。この両極端なる進化が、これからもアイスを愛す者たちのニーズに応え続けるでしょう

 

ところでオタクくん、お前らは独占してもらえる価値のある人間なの?

雪見だいふくの例に従うと、重層的な人間は繰り返し味わいたくなるらしいよ

オタクくんはどうなん?笑 毎日Apexかウマ娘しかやること無さそうじゃーん笑 か弱い一面とか、柔らかい一面とか、全然無いじゃん!!笑笑 そんなんだから彼女できねんだよ!ギャハハ!!!それ以上つまんねー生き方してたら体2等分してマワすよ