2021-06-22 #tanka 6/22 連作:“紹介” シベリアのカラス男 単語と、その定義をテーマとする連作 定説によれば霊ですが、信号の生まれる前の姿が蛍 自らを責めてブラウン管は茶けていきもうない電電公社 ありもしない世界線からやってきた白饅頭を示すことわざ 深海は神聖なのでよく聞くといま空白が彼らの言語 木漏れ日の無い世界にも日漏れ木はおそらく在ってきっとネバダに 藤棚=藤を収納できる棚なのにどうして淡い光が